SoundScriber
SoundScriberは、1945年にThe SoundScriber Corp.(New Haven)によって導入されたディクテーションマシンです。スタイラスでソフトビニールディスクに型押しされた溝で音を録音します。同様の競合記録技術は、グレーオードグラフとディクタフォンディクタベルトです。マシンは、1インチあたり200溝の密度で、33 1⁄3 RPMの速度で回転する薄い(.01インチ)柔軟な6インチビニールディスクの両側に15分のディクテーションを記録できます。ディスクは元々それぞれ約10セントかかりました。マシンには2つのトーンアームがあります。ダイヤモンドスタイラスで溝を作るウォームギアで駆動される録音アームと、再生用のサファイアスタイラスでピックアップアームです。脚で操作する再生/一時停止および反転スイッチは、転写に使用されます。
当時の他の記録技術とは異なり、記録スタイラスは、ビニールを切断するのではなく、表面をエンボス加工(塑性変形)することで溝を作成します。
このフォーマットは、ディスクの堅牢性と郵送のしやすさに一部起因して、磁気テープレコーダに取って代わられるまで20年もの間人気がありました。特徴的な正方形のセンターホールを持つ緑色のディスクには、6インチ(「メールシュート」として知られる)が1サイドあたり15分間、5インチディスクが1サイドあたり10分の記録時間、4インチの3つのサイズがあります。 8分の録音時間がある「メモディスク」。ソフトビニールメディアは、オーディオ品質を低下させることなくディスクを再生できる回数を制限していました。
SoundScriberは、1952年のJoan Crawfordの映画、Sudden Fearのプロットデバイスです。
外部リンク
- SoundScriber Discの画像
- SoundScriber S-124テープマシン
- Joan Crawfordによる1962年のSoundScriber広告
- 録音履歴
- ディクテーション機器業界の歴史
- SoundScriberでの他のメディアの使用に関する記事