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歴史
Javaデスクトップ統合コンポーネント
Java Desktop Integration Components ( JDIC )プロジェクトは、Javaアプリケーションにネイティブアプリケーションと同じオペレーティングシステムサービスへのアクセスを提供するコンポーネントを提供します。たとえば、あるユーザーのデスクトップで実行されているJavaアプリケーションは、そのユーザーのデフォルトWebブラウザー(Firefoxなど)を使用してWebページを開くことができますが、別のユーザーのデスクトップで実行されている同じJavaアプリケーションは、Opera(2番目のユーザーのデフォルトブラウザー)。最初は、プロジェクトはネイティブHTMLブラウザーの埋め込み、プログラムでネイティブメールクライアントを開く、登録済みのファイルタイプビューアーを使用する、JNLPアプリケーションをRPM、SVR4、およびMSIインストーラーパッケージとしてパッケージ化するなどの機能をサポートします。ボーナスとして、プラットフォームに依存しないスクリーンセーバーを開発するためのSDKが含まれています。 JDICが提供する機能のほとんどは、バージョン1.6からJDKに組み込まれました。その結果、プロジェクトの開発は終了しました。
構成部品
ユーザーが作業できるようにするファイルであるクロスプラットフォームJDICパッケージには、次のものが含まれます。
- jdic.jar:開発に必要なすべてのJavaクラスを含むJARファイル。コンパイルのためにユーザーのクラスパスになければなりません。
- jdic.dllおよびtray.dll:Windowsインストールでは、これらのファイルはこのオペレーティングシステムがインストールされているディレクトリ(通常はC:\ Windows)にある必要があります。これらには、jdic.jar JavaメソッドとネイティブOSメソッドの間に「ブリッジ」メソッドが含まれています。
- libjdic.soおよびlibtray.so:SolarisおよびLinuxオペレーティングシステムでは、これら2つのファイルはLD_LIBRARY_PATHフォルダーに配置する必要があります。